めぐろのY子より ホーム » ご紹介 » 山奥のお寺のあったか〜いお話!

山奥のお寺のあったか〜いお話!



そのお寺は

人里離れた山奥に

ポツンとありました




鹿01










和尚さんはたった1人で

掃除をしたり お経をあげたり 

お寺を訪れる人々の話を聞いたり



大きなお寺を切り盛りしてました



鹿02













和尚さんは ある日 

山で親とはぐれた 

シカの赤ちゃんを見つけました




鹿03









ヘソの緒もついたまま

小さな体も とても弱ってます



「こりゃ大変だ 寺へ連れて帰って
手当してあげなきゃ」




鹿04





和尚さんはどうしていいかわからず

弱った子ジカの赤ちゃんに

牛乳をあげてみました




「飲まないな〜弱ったな〜」





鹿05








動物病院に電話したら



「ウチは犬猫ばかりで

シカの赤ちゃんが何を飲むかなんて

わかりませんよ」


鹿06







動物園に電話してみたら

「シカの赤ちゃんでしたら

牛の脱脂乳を飲ませてあげるといいですよ」



「おお!ありがとうございます!」


鹿07









ようやくシカの赤ちゃんは

美味しそうにゴクゴク牛の脱脂乳を飲みました



「うまいか〜 よかったよかった
 もっと飲め飲め〜」


鹿08










シカの赤ちゃんはめきめき元気になり

和尚さんの後ろを

チョコチョコついてくるようになりました


鹿09










和尚さんは子ジカに

「クリン」と名前をつけてあげました

クリンも名前ができて

とても嬉しそうでした


鹿10









和尚さんはクリンを娘のように可愛がり、

クリンも和尚さんの姿が見えないと

チュンチュン鳴いて

和尚さんを探しまわるのでした


鹿11









クリンは和尚さんが大好き

和尚さんもクリンが大好き

1人と一匹は本当の親子のよう


鹿12









そんなある日


お寺の庭に知らないシカたちが

顔を出すようになりました





「ややや!雄ジカばかり!

さては可愛いクリンを

狙っているな!」

鹿14












庭に顔を出す雄ジカの数は

日を追うごとに

ますます増えていくばかり

鹿15













和尚さんは

フと思いました





鹿16










そういえばクリンもお年頃

いつまでも自分の元にいたら

シカの世界へ戻れなくなってしまう




恋して子供を持つことが

クリンにとっての

幸せじゃあなかろうか


鹿17














「ほうらクリン 仲間とちょっと遊んできなさい」



鹿18









クリンは最初は戸惑っていましたが

トコトコ トコトコ

仲間のシカ達の方へ歩いて行きました

鹿19



「なるたけしっかりした

イケメンを選ぶんだよ〜」











チュンチューン!!

おとうさんただいま〜!!


クリンはさんざん遊んだあと、

和尚さんのいるお寺に帰ってきました




鹿20







チュンチュンチューン!

おとうさ〜んただいま〜!

たのしかったよ〜

みんないい人(シカ)だったよ〜!


鹿21









あれれ?あれ?

何の音もしません




鹿22








チュンチューン  

  チュンチューン

開けてよ〜!ただいま〜!

帰ってきたよ〜!





鹿23









お寺の中では和尚さんが

障子を開けたいのを必死にこらえて

ガマンしてました


鹿24













今出ちゃいかん  
  
  今出ちゃいかん







やっとクリンが

シカらしい生活に戻れるチャンス


今 障子を開けちゃったら

クリンは一生戻れなくなる








外からはクリンの

おとうさ〜ん おとうさ〜んという

せつない声が聞こえてきます

鹿26







出ちゃいかん 出ちゃいかん




和尚さんは歯をくいしばって

ただただ必死に耐えていました




鹿25






チュンチューン!

チュンチューン!

チュンチューン


チュンチューン











しばらくするとクリンの声は

聞こえなくなりました




そ〜っと外を見てみると

クリンの姿はありません



これでいいんだ これでいいんだ




鹿27










和尚さんとクリンとの生活は

たった3ヶ月ちょっとだったけど



和尚さんにとっては

1人娘を育てあげた位の

中身の濃いい時間だったのでした




鹿絵





そんな温かい和尚さんのいる
山のお寺でのお話は次回!



お寺に置いてあったアルバムの
ミルクを飲むクリンの写真
クリン

今年のエイプリルフールは



すべて真実のお話なのでしたっ!


コメント
非公開コメント

和尚さん、えらい!!

まっこと、辛かったろうねぇ...。
泣けてくる話ぜよ~!

2014-04-01 06:50 │ from MarcyURL

朝から泣いてしまった。。

子を思う親心。
昨年の今頃、うちの娘も巣立っていったなぁ。

元気でね~~、クリン!

2014-04-01 07:55 │ from ハマのヨーコ │ URL │ 編集

涙。

2014-04-01 08:11 │ from レンズ豆 │ URL │

いやだ・・・朝からせつない気分になっちゃったよ。
せつなすぎる・・・

2014-04-01 09:06 │ from ゆみん │ URL │

イイ話やね~。
思わず引き込まれてしまいました。
和尚エライぞ!!!

2014-04-01 11:45 │ from やつがれ │ URL編集

おおお

野生のエルザ・・・
いあ、クリン

ですよね、ですよね!

2014-04-01 12:02 │ from Linus │ URL │

Y子さんの絵のタッチがいい〜!!

私も鹿飼いたい〜!
野生の鹿が庭にバラを食べに来るけど。
子鹿飼いたいな〜!

うちの次男は学校帰りに子鹿がついてきて
二人(?)で携帯で写真撮ったりしてるんですよ。
将来ムツゴロウさんかも。(笑)

2014-04-01 12:44 │ from Corvallis │ URL │

切ない…(o;ω;o)

2014-04-01 15:52 │ from ママンず │ URL │

泣いた・・・

いつもの絵も好きですが、このモノクロな感じもいい(・∀・)b

2014-04-01 16:40 │ from vivian │ URL │

モニターが霞んで…(;;)

私の父も、なぜかお子さんやら、動物やらに好かれるのですが…
助けた動物は数知れず
(そこそこ街の中に住んでいるんですけどね…)

2014-04-01 19:02 │ from しずちゃん │ URL │ 編集

;;

良い話ですね~;;
きっとクリンも和尚さんの気持ちが分かってるって
思います。

この絵の感じとお話しが合っててとてもステキ^^

2014-04-01 20:00 │ from ゆきやん │ URL │ 編集

せつない

愛って優しさだけじゃだめなんだなぁ〜

2014-04-01 20:15 │ from ひろ │ URL │ 編集

感動です。
いいお話ありがとうございました。
涙が・・・。

2014-04-01 22:30 │ from めあり │ URL │

絵本を読んでるみたい!
恐らくクリンの代わりに犬を飼っている和尚さん、可愛いです。

2014-04-02 01:09 │ from いわくら │ URL

和尚さんは飼い主じゃなく、「お父さん」だったのですね。 愛とエゴは違うんだと改めて教えて頂きました。
ありがとう。

2014-04-02 09:48 │ from ルーガ │ URL │

泣きました。
ぜひ、このモノトーンの絵で絵本を作ってください。。。

2014-04-02 11:57 │ from カプリ │ URL │

紙芝居みたい!

いつものとは違う雰囲気のY子さんの絵ですね。
言葉と絵が交互に出て紙芝居のようです。
人はやっぱり一人では生きられない。
一人で生きているつもりでも、誰かに助けられて
頼って生きていくものなんだと思います。

2014-04-02 13:31 │ from みを │ URL │

和尚様の意思の強さ、愛の深さに感動です。まるで野生のエルザのようです。
クリンちゃんもいつの日か子鹿を見せに来てくれるかもですね。

2014-04-02 17:06 │ from みょん │ URL │

別れはやっぱり切ないですね。。。。e-445

でも、クリンちゃん、いつか赤ちゃんを和尚さんに見せに連れて来てくれるかも知れないですよ。

2014-04-03 05:54 │ from ReiRei │ URL │

>Marcyさん

 おおう!
 Marcyさんなんか特に
 可愛いお嬢さんがいらっしゃるから〜
 優しいお父様だから〜
 感じる部分も多いのでは、と思います^^
 











>ハマのヨーコさん!

 えっ!?
 びっくり!
 昨年、巣立っていかれた娘さんがいらっしゃる?
 そんな大きな娘さんがいらっしゃるようには
 全然見えまっしぇ〜ん!!!!(@0@;)
 (そこか!って突っ込んで〜)















>レンズ豆さん

 そっとハンカチを
 差し出したいです。。。

 









>ゆみんさん

 お優しい・・・
 そんなゆみんさんにステキな報告。
 和尚さん、その後、恋人と一緒の
 クリンと山で会ったそう。
 雄シカに対して「こいつかっ!」と
 つい思っちゃったとか!^^















>やつがれさん

 ホントですよね!
 クリンの写真を見ると、
 「私なら離れられない!」って
 俗物の私は思っちゃいます。












>Linusさん

 「野生のエルザ」って
 名前しか知らなかったんですが、
 興味が湧いてきました!
 読んでみよ〜っと^0^














>Corvallisさん

 絵のタッチ、気付いてくださって
 ありがとうございます^^
 
 鹿がお庭に現れるなんていいな〜
 息子さんも鹿に懐かれていいな〜^0^
 でも、薔薇を食べるんだ!?













>ママンずさん

 ホントせつないお話ですよね〜^^
 でも、今はおっきなラブラドールが
 和尚さんの息子として、
 すっごく仲良しさんですよ〜^0^














>vivianさん

 ホントですかっ!?
 ありがとうございます!
 たまにタッチを変えて
 描いてみようかな〜って
 新たな挑戦ができそうです^^












>しずちゃんさん

 おお〜お父様も沢山の動物の
 お父さんなんだ〜!^0^
 そこそこの街で、動物を沢山救うなんて、
 やはりそういう星の元にいらっしゃると。
 なんかわかります〜^^













>ゆきやんさん

 ホントそうですよね〜^^
 クリンと和尚さんは種が違うけど、
 親子だったんだと思います〜^^
 そして、いつもと違うタッチで
 ドキドキしてたところ、
 嬉しいです〜^^














>ひろさん

 深い。さすがひろさん。言葉が深い。
 と、社長共々言ってました(^^)
 お元気ですか?












>めありさん

 こちらこそ、あたたかいコメント
 ありがとうございます。
 こういう交流が一番嬉しいです^^















>いわくらさん

 そうなんですよ〜^^
 まるよいこちゃんがある日寺を訪れたら、
 縁側で和尚さんが犬をだっこして、
 二人で昼寝してたって^^!
 可愛い〜














>ルーガさん

 そうですね〜
 愛とエゴは違う。
 深いな〜
 そうですね〜
 愛って、ホントの愛って
 厳しさもついてくるのかもですね〜











>カプリさん

 ありがとうございます!
 私ももし可能なら、
 これで小さな絵本を作りたいと
 思いました!
 皆にクリンと和尚さんのお話を
 広めたいな〜って!
 可愛いくて微笑ましくて切ない
 お話なんだもの〜













>みをちゃん

 ホントそうだね。
 1人で生きてるつもりでも、
 絶対誰かに助けられてる。
 無意識に頼り頼られてる、
 それが人間なんだよね〜
 うんうん。














>みょんさん

 そうですねっ!
 いつかクリンが赤ちゃん連れてきたら、
 それこそ私も号泣しちゃう!
 やっぱ野生のエルザ、読もうっと!^0^











>ReiReiさん

 そうですね〜!
 もしクリンが赤ちゃん連れて
 戻って来たら、和尚さんも
 大喜びですね!
 孫になるのかな???^0^








2014-04-03 10:05 │ from めぐろのY子 │ URL │ 編集

あぁ、結末はやはりそういう事になりましたか・・
泣けます...
けれど、さいごのオチ(・・ではないか・・?)
同じくらいの大きさの犬がいるっていう!ほほえましい!!すてき!
こんなやさしい和尚さんがいらっしゃるお寺に、自分もいつか行ってみたいです。

2014-04-06 23:58 │ from ふみっpi │ URL │

そういう事でしたか。 
携帯の電波も届かぬ太陽寺周辺

真冬の夜、助けを求めに伺いましたが
「ここに電話は無いし 宿泊はもうやっていない」

と断られたのは良い思い出です、笑

その後、すぐに大雪で孤立ニュースを知った時は正直、複雑な心境になりました、笑

でも事情を知った今は助けを断った理由が理解できます。

私は猟期以外に保護した鴨を飼っていますが
決して自然に返そうとはしません。
可愛いから故に「死」のリスクを負って欲しくないからです。


釣りは良いけど
狩りはダメ
相手が声を出すか出さないかの違いなのか…

人間同士の憎しみ合いを抜きに

命を差別する人間が理解できないです(´・ω・`)

ワンチャン可愛いですね
微笑みます

2014-10-22 14:12 │ from おもち │ URL │

リンクさせて下さい

はじめまして!太陽寺のページから来ましたピロと申します。
先月太陽寺の宿坊に参加させて頂いたのですが、それに関する記事をブログで書こうと思った時に、こちらの記事を見つけました。
とても可愛いイラストや簡潔にまとめあげたストーリーに感銘しましたので、私のブログでリンクさせて下さい。

http://ameblo.jp/piroko0214/entrylist.html

今後も記事を楽しみにしています!

2017-05-16 15:40 │ from ピロ │ URL │

トラックバック

http://ykomeguro.blog84.fc2.com/tb.php/1512-ccc28a6d